1杯わずか90〜300円・17世紀から続く製法・ホイアン以外では食べられない。カオラウ(Cao lầu)は、ベトナム中部の古都ホイアンだけに存在する唯一無二の麺料理です。日本の商人が400年前に持ち込んだ麺文化の影響を受けて生まれたこの一杯は、2026年のホイアン旅行で絶対に外せないグルメ体験として世界中の旅行者を魅了し続けています。

以下の情報は2024〜2025年時点の複数の現地レビューおよび旅行情報をもとに整理しています。価格・営業時間は変動する場合があるため、訪問前に最新情報をご確認ください。JPY換算はおおよそ1VND≒0.006円(2025年3月時点)を基準にしています。
>>>>ホイアン カフェおすすめ10選|旧市街の人気店をチェック
旧市街のど真ん中・独自製法の麺と自慢のチャーシューが光る老舗。

ホイアン旧市街の中心、チャンフー通り87番地に構えるTrung Bắcは、旧市街でも指折りの老舗レストランです。麺はここだけのオリジナル製法でもちもちかつ適度な弾力に仕上げており、多くの旅行者から「チャーシュー(肉)が特に濃厚で旨い」と高評価を受けています。メニューの価格が明示されているため、初めての外国人旅行者にも安心です。
|
項目 |
詳細 |
|
住所 |
87 Trần Phú, Hội An |
|
営業時間 |
9:00〜21:00 |
|
価格帯 |
40,000〜60,000 VND(約240〜360円) |
|
こんな方に |
旅行初日・旧市街観光の流れで立ち寄りたい方 |
小さくても清潔感抜群。昼時は満席必至の地元の実力店。

タイフィエン通り26番地に位置するカオラウ・タインは、早い時期から営業を続ける地元密着の食堂です。こじんまりした店内ながら、きちんと整頓されており清潔感があります。全トッピング入りの一杯が30,000 VNDからという親しみやすい価格設定と、幅広い人に受け入れられる味わいが評判を呼び、特に昼時は客の出入りが絶えません。
|
項目 |
詳細 |
|
住所 |
26 Thái Phiên, Hội An |
|
営業時間 |
7:00〜19:00 |
|
価格帯 |
30,000〜50,000 VND(約180〜300円) |
|
こんな方に |
地元の雰囲気を体験したい方・コスパ重視の方 |
最高品質の米粉×稲わら灰水仕込み。カオラウ以外の名物料理も充実。

チャンフンダオ通り49/3番地に位置するバーレは、オーナー自ら「最高品質の米」を選び抜き、稲わらを燃やした灰水に漬け込む独自の製法でコシと歯ごたえを生み出しています。カオラウに加えて、ミークアン・焼き肉・チキンライスなど多彩なホイアン名物も揃うため、グループや家族連れにも対応しやすい一軒です。週末は朝7時から営業しており、観光の合間にも立ち寄りやすいのが魅力です。
|
項目 |
詳細 |
|
住所 |
49/3 Trần Hưng Đạo, Hội An |
|
営業時間 |
平日 11:00〜22:00 / 土日 7:00〜22:00 |
|
価格帯 |
40,000〜180,000 VND(約240〜1,080円) |
|
こんな方に |
食通・グループ旅行・複数の名物料理を一度に楽しみたい方 |
30年超の秘伝レシピ。注文後にその場で茹でる「熱々・もちもち」が看板。

タイフィエン通り21B番地に店を構えるコーリエンは、30年以上にわたって受け継がれた家伝のレシピで旅行者・地元客の両方を魅了してきたホイアンの人気店です。最大の特長はオーダーが入ってから麺を茹でるスタイルで、常に歯ごたえよくアツアツの一杯が保証されています。丁寧できめ細かいサービスも多くの旅行者に高く評価されており、リピーターも多い一軒です。
|
項目 |
詳細 |
|
住所 |
21B Thái Phiên, Hội An |
|
営業時間 |
7:00〜19:30 |
|
価格帯 |
20,000〜30,000 VND(約120〜180円) |
|
こんな方に |
熱々の麺にこだわる方・丁寧なサービスを大切にする方 |
ホイアン中央市場内。午後の市場散策とセットで楽しむ一杯。

ホイアン中央市場(Chợ Hội An)のフードコートに構える屋台スタイルの人気店。豚骨ベースの甘みある少量スープ・やわらかな豚肉スライス・揚げ豚皮のサクサク食感が絶妙な組み合わせです。午後開店のため、市場散策の締めくくりにぴったりです。
|
項目 |
詳細 |
|
住所 |
市場内フードコート Lô E071, Hội An Đông, Hội An |
|
営業時間 |
14:00〜22:00(目安) |
|
価格帯 |
20,000〜45,000 VND(約120〜270円) |
|
こんな方に |
市場散策と合わせてローカルフードを気軽に試したい方 |
►5店舗を一目で比較
|
店名 |
価格(VND) |
円換算(目安) |
営業開始 |
おすすめシーン |
|
Trung Bắc |
40,000〜60,000 |
約240〜360円 |
9:00 |
初日・旧市街観光の流れで |
|
Cao lầu Thanh |
30,000〜50,000 |
約180〜300円 |
7:00 |
朝食・ランチ・コスパ重視 |
|
Cao lầu Bá Lễ |
40,000〜180,000 |
約240〜1,080円 |
11:00(土日7:00) |
グループ・多彩なメニュー希望 |
|
Cao lầu Cô Liên |
20,000〜30,000 |
約120〜180円 |
7:00 |
熱々・家庭的な雰囲気 |
|
Cao lầu Bà Bé |
20,000〜45,000 |
約120〜270円 |
14:00 |
市場散策のついでに |
ホイアン発祥の混ぜ麺料理。黄金色の太麺に、チャーシュー・揚げ豚皮・新鮮なハーブを合わせ、濃厚なたれを絡めて食べます。スープたっぷりのフォーとは異なり、タレは少量。まず底のソースをよく混ぜてから食べるのが現地流です。
|
食材 |
ポイント |
|
麺(bánh Cao lầu) |
チャム島産の木炭灰水で仕込んだ、もちもち黄金色の米粉麺 |
|
チャーシュー(thịt xá xíu) |
五香粉で漬け込んだ豚モモ肉をじっくり煮た甘辛い仕上がり |
|
揚げ豚皮(tóp mỡ) |
サクサクの食感アクセント。米粉チップの場合も |
|
ハーブ(rau sống) |
チャクエ(Trà Quế)産バジル・コリアンダーなど12種 |
|
タレ |
豚骨スープ+チャーシューの煮汁を合わせた旨みソース |
カオラウは17世紀、ホイアン港が日本・中国・西洋の商人で賑わっていた時代に誕生しました。17世紀に「日本人町(Phố Nhật Bản)」が形成されたこの地で、日本商人がもたらした麺文化が原型に影響を与えたと伝わっています。麺のコシと太さが伊勢うどんに似ている点は、日本人旅行者がカオラウに親しみを覚える理由のひとつです。

チャーシューは中国・麺の技法は日本・香草と調理法はベトナム中部——三文化が混ざり合ったホイアン独自の一杯です。
>>>>ホイアン ココナッツボート完全ガイド|料金と注意点
|
比較項目 |
カオラウ |
フォー(Phở) |
ミークアン(Mì Quảng) |
|
麺の色・形 |
黄金色・やや太め |
白・細め〜中太 |
黄色・平打ち幅広 |
|
スープの量 |
極少量(ほぼなし) |
たっぷり |
少量 |
|
主なトッピング |
チャーシュー、揚げ豚皮、ハーブ |
牛肉または鶏肉、ハーブ |
豚肉・海老・ピーナッツ |
|
食感 |
もちもち+サクサク |
しっとり、やわらか |
もちもち、やや乾燥 |
|
産地のこだわり |
ホイアンのみ |
全国で食べられる |
クアンナム地方が本場 |
|
大きな特徴 |
灰水・古井戸の水を使う製法 |
丁寧に取ったブロス |
海老の出汁が際立つ |
カオラウが他と決定的に異なる理由は製法の「土地依存性」にあります。チャム島産の木炭灰水と、ホイアン旧市街の「バーレの井戸(Giếng Bá Lễ)」の水を使わなければ、本物のカオラウの麺は作れないと職人たちは口を揃えます。

A. いいえ、本物のカオラウはホイアンでしか食べられません。
カオラウの麺作りには、欠かせない2つの「土地の素材」があります。
チャム島(Cù Lao Chàm)産の木炭灰水:ホイアン沖16kmに浮かぶチャム島の木を燃やした灰から作る灰汁。これが米粉に独特の黄金色と弾力をもたらします。
バーレの井戸(Giếng Bá Lễ)の水:ホイアン旧市街にある、チャンパ王国時代に建設されたとされる古井戸の水。鉄分が少なく鉱物バランスが絶妙で、この水で生地を練ることで麺の質感が決まります。
他の都市でカオラウを提供する店もありますが、現地の職人や食通の間では「ホイアンで食べるカオラウとは別物」と評されることがほとんどです。
A. あります。「Cao lầu chay(カオラウ チャイ)」という精進・ベジタリアン版が存在します。
豚肉の代わりに豆腐・きのこ・野菜を使い、魚醤をなくしたバージョンです。ホイアン旧市街内の精進料理レストラン「Tâm Quang Minh(タムクアンミン)」が有名です。完全ビーガンの方は注文時に「Không nước mắm(ニョクマム抜き)」と伝えると安心です。
A. ローカル食堂では1杯15,000〜50,000 VND(約90〜300円)が目安です。
|
店舗タイプ |
価格目安(VND) |
日本円換算(目安) |
|
ローカル食堂・屋台 |
15,000〜35,000 |
約90〜210円 |
|
観光向けレストラン |
30,000〜50,000 |
約180〜300円 |
|
ホテル内・高級レストラン |
50,000〜150,000 |
約300〜900円 |
A.「麺の製法」と「タレの濃さ」が最大の違いです。
どちらも美味しいのでぜひ両方お試しを!
カオラウはただの麺料理ではありません。17世紀から続くホイアンの多文化交流の歴史が凝縮された、唯一無二の「食べる世界遺産」とも言える一皿です。日本の商人たちが持ち込んだ麺文化の面影を感じながら、古井戸の水とチャム島の木炭灰が育んだ黄金色の麺を味わう体験は、ホイアン旅行の最も忘れがたい記憶のひとつになるでしょう。
ホイアンでカオラウを楽しむための3つのポイント(おさらい)
ホイアン観光の締めくくりに、リラックスのひとときを
カオラウを味わった後は、ランタンが灯る旧市街をゆっくり散策したり、カフェや雑貨店を巡ったりするのもおすすめです。
歩き疲れた頃には、ホイアン名物のハーブスパで心身をリフレッシュしてみてはいかがでしょうか。
地元のハーブを使ったフットマッサージやボディマッサージ(60〜90分)は、旧市街をたくさん歩いた一日の終わりにぴったりです。
旧市街散策 → カオラウ → ランタンの街歩き → ハーブスパでリラックス。
これが、多くの旅行者に人気のホイアンの過ごし方です。